DDKの無料ダウンロードが開始されていた!

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Windows用のデバイスドライバー開発キット(DDK)と言えば、昔は無料でダウンロードできたがWindows 2000辺りからだったかダウンロード提供が中止されていた。手に入れるには有料のMSDNサブスクリプションに入るか、ホームページのオーダーフォームで3000円ぐらい払って購入するしかなかった。

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以前(2004年年末)、私はMicrosoftのホームページ上で注文したことがある。クレジットカードで3000円ちょっと支払い、実際に引き落としまではあったが...いつになってもDDKは届かなかったということがある。そんな苦い思い出があるためDDKとは無縁の生活を送っていたのだが...

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知らないうちに無料でダウンロードが開始されていた。ダウンロードページはhttps://www.microsoft.com/japan/whdc/DevTools/ddk/default.mspxにある。ISOイメージで236MB。ダウンロードできるのはWindows XP/2000/2003Server用のDDK「Windows Server 2003 SP1 DDK」のみとなっている。ファイル名は「1830_usa_ddk.iso」。
残念ながらWindows Vista用のDDK「Windows Vista WDK」はダウンロードできないようだ。

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これで何度かちょっとかじっては諦め...というのを繰り返してきたDDKに再び挑戦できる環境は整った。後はやる気と根性だけかな?

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インストール画面では、デフォルトではサンプルがインストールされない。

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サンプルにはかなり色々なデバイス用のソースコードが含まれているのでインストールは必須だろう。全部インストールするのに必要な容量は746MBになる。

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ちなみにDDKをダウンロードではなく注文する場合も2006年12月現在、無料のようだ。

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開発環境にはx64やAMD64など64ビット環境向けのものも含まれる。またインストール後のフォルダざっとを見てみたらATL2.1、ATL3.0、MFC4.2など古いライブラリコードも入っているようだった。かなり新旧織り交ぜられている印象だ。

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これでインストール終了。インストールの最終画面には要した時間が表示されている。私の場合は24分57秒かかったようだ。このDDKのインストーラーは起動時にスプラッシュ画面が表示されるし、インストールにかかった時間が計測されているし...かなり開発者の"趣味"が入っているようだ。



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